みなし公務員とは何ですか?

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みなし公務員とは、国家公務員や地方公務員ではないものの、法令に基づき公務に従事する者とみなされる職種に就く人を指します。具体的には、公益性・公共性が強い業務に従事し、一定の公務員的な責務や権限を持つ職員が該当します。

みなし公務員は「準公務員」と呼ばれることもあり、公務員と類似した働き方や待遇を受ける場合があります。例えば、職務上の守秘義務が課せられることや、安定した雇用環境があることが挙げられます。

一方で、みなし公務員は刑法上、公務員と同様の扱いを受けるため、収賄罪や職権濫用罪といった犯罪に対しても公務員と同じ罰則が適用されます。そのため、業務遂行においては高い倫理観と責任感が求められます。

みなし公務員の具体的な職種としては、独立行政法人や一部の公益法人の職員、指定管理者制度を利用した公共施設の職員、公共性の高い事業を担う団体の職員などが含まれます。これらの職業は、安定した雇用と社会的信用を得やすい一方で、公務員と同様の制約がある点に注意が必要です。

さらに詳しく知りたい方は、「みなし公務員(準公務員)とは?メリット・デメリット(公務inブログ)」をご覧ください。