地方公務員の職種は何がありますか?

A
地方公務員の職種は大きく分けて「行政職」「技術職」「福祉職」「心理職」「公安職」「資格免許職」の6つに分類されます。それぞれの職種には多様な業務があり、自治体の運営を支える重要な役割を担っています。

地方公務員とは、都道府県や市区町村といった地方自治体に所属し、地域住民のために公共サービスを提供する職員のことです。自治体によって職種名や業務内容に若干の違いはありますが、主な職種は以下の6つに分かれています。

行政職

最も一般的な職種で、住民票の発行や税務、福祉、教育、地域振興、観光、総務など、役所の窓口業務や企画・調整など幅広い分野を担当します。

異動によって複数の部署を経験することも多く、地域のあらゆる課題に関わる仕事です。

技術職

土木・建築・電気・機械・化学・農業・林業・水産などの専門分野に従事します。例えば、道路や上下水道の整備、公共施設の設計・監督、農業振興や災害対策など、技術的な知識と経験を活かして地域づくりを支えます。

福祉職

福祉事務所などで高齢者や障がい者、生活困窮者への相談支援やケースワークを行う職種です。

福祉の専門知識を用いて、地域の困難を抱える人々の自立支援を行い、生活の安定をサポートします。

心理職

心理判定員やスクールカウンセラー、発達支援センターなどで働き、子どもや保護者、障がいを持つ方などに対して心理的な支援を行います。

発達障害や不登校などの課題に専門的な知見からアプローチします。

公安職

地方警察官、消防吏員、自衛官などが該当します。治安維持や火災・災害対応といった現場対応が求められ、身体能力や判断力が必要とされる職種です。

採用や勤務体系が他の職種と異なる場合もあります。

資格免許職

保育士、看護師、保健師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、栄養教諭、学校司書など、国家資格や専門免許を有することが前提となる職種です。

保健・医療・教育・福祉の現場で活躍し、専門性が重視されます。

 

このように、地方公務員は地域の生活基盤を多方面から支えており、その職種は多岐にわたります。

それぞれの専門性を生かして、地域住民の安心・安全・健康を守るために日々活動しています。自分の興味や資格、経験に合った職種を選ぶことで、やりがいのある地域貢献ができるのも地方公務員の魅力です。

また、各職種のさらに細分化され、試験・求人応募に必要な免許・資格・経験が必要な場合があります。

さらに詳しくは「地方公務員になるには?高卒・大学生・社会人・資格職必見(公務inブログ)」を確認ください。